フリーランスのメンバーに聞く!人とのつながりで仕事が広がり続ける秘訣は?

今回は、フリーランスとして活躍の場を広げながらGroup Lessonのスタッフとしても運営に携わる真里さんに、日頃から心がけていることやその考え方をインタビューしました。

真里さん

フリーランス・キャリアアドバイザー。上場企業2社での人事を経て26歳に会社を退職。会社設立などを経て2013年より個人として独立。現在はキャリアアドバイザーと、ITベンチャー企業の採用・教育のコンサルタントとして活動。書籍「就活迷宮から抜け出すトビラ(TAC出版)」、その他雑誌取材やコラム執筆も行う。2011年からGroup Lessonに参加し、スタッフとして運営にも携わる。

 

*インタビュアー:Group Lessonのメンバー、美樹。歯科関連のベンチャー企業に勤める社会人3年目。2016年9月からGroup Lessonに参加。

 

自分には行き詰まる要素がたくさんあった

ー真里さんのことを詳しく知らない人もいると思うので、まずは仕事内容から教えていただけますか?

もともとは新卒で入った会社で人事になりました。企業の人事を2社経験して、2社目の上司に誘われるかたちで独立しました。その3年後にフリーランスになって、今は就職・転職をしたい人の相談に乗ったり、企業の採用の相談に乗るコンサルティングのような仕事をしたりしています。

フリーランスになってからは、基本的に営業活動を一切していなくて、人のつながりやWebから依頼をいただいて仕事をしています。独立して5年が経った今は、自分がやりたくて強みが活かせる仕事をさせてもらっていると思います。会社員のときと比べて、収入も3~4倍にはなっているんじゃないかな。

でも、仕事ばっかりしているわけじゃなくて、Group Lessonの運営とか他にもやりたいことをやっています。そんな感じで仕事をいただけているので、「有難いな、楽しいな!」と思いながら生きています(笑)

ーそうなんですね!フリーランスって、ちゃんとお客様がつくのかとか、すごく難しそうに感じるのですが…

一度、お客さんになった企業と長くお付き合いすることが多いのは、周りから驚かれることが多いかもしれません。今お付き合いがある企業は、フリーランスになった当時から4年以上のクライアントも多いです。就職活動のときに相談にのった人から、数年経って転職の相談をいただくことも最近はよくあります。

毎年、クライアントチームの皆さんのおかげで求められる目標も達成できていて、ある会社では良い人が集まってきたので予定より140%ほど採用できる人が増えたこともあり、長くお付き合いいただいています。

2冊目の本が出版したときの一枚。独立当初からお世話になっているGroup Lesson主宰の小津さんに真っ先に届けたそうです。

ーすごい!私から見て真里さんって、もともとすごい人っていうイメージがあります。

実をいうと、もともと、仕事がどんどんうまくいく人間性ではなくて、すごく行き詰まる要素を持っていると思っているんです。子供の頃から、社会的に安定した地位があったほうがいいとか、勝ち負けで勝つ!といったことに価値を置くような環境で育ってきていて…。

だから、社会人になりたてのときも、フリーランスになったときも、個人的な頑張りになってしまったり、求められることを達成しようと思うあまり、他の人の気持ちを全く考えられなかったりする性質が強かったです。それは今も自分の中から無くなってはいなくて。

ただ、感じよく人と接するとか、人と良いものを共有したいと思うとか、うまくいく要素も持っていると思います。そういううまくいく要素もあれば行き詰まる要素もあるから、自分の行き詰まる要素に気づいて取り除くっていうことと向き合って、ずっと戦ってる感じです。

相手が何を求めているのかを理解して、それが叶うように行動する

ー仕事でもGroup Lessonでも活躍されている真里さんですが、いろいろな方面から求められ続ける秘訣ってあるんですか?!

何が秘訣かわからないけど・・・、最近結果につながっているかなと思うことは、クライアント企業のお仕事をするときに「会社を超えてチームをつくる」っていうことを意識しています。

たとえば採用の支援をしているときは、自分とそのクライアント企業の採用チーム、そして応募者を紹介してくれる会社だったり求人広告を載せてくれる会社だったり、いろんなパートナー会社の担当者の方たちがいて。そのパートナー会社と契約して採用の集客とかを依頼していくわけだけど、どこの会社の所属か関係なく全員がその会社の採用を成功させるプロジェクトのメンバーだと思ってるんです。

とはいえ、それぞれの人たちには、それぞれの立場と目標として任されていることと、働きたいスタイルと叶えたい夢とがあって、私たちの会社の採用プロジェクトはその人たちの中の本当に一部に過ぎません。でも、私たちの会社の採用を成功させることがその人たちにとってプラスになるようなポイントを見つけて、その気持ちを持ち寄ってひとつのプロジェクトにしていくって感じです。

だから、営業担当の人とかその中で働いている人たちとも、相手が何かをしてくれて当たり前だとは思わないで、よくコミュニケーションをとるようにしています。

その人がなぜこの仕事をしていて、会社ではどんな役割を期待されていて、日常どんな状況で働いていて、これからどうなっていきたくて、こちらがどのように協力すれば仕事しやすくなるか…

知りたいことは尽きないけど、全然見えていないと一緒にチームを組んでもつながりが弱くなってしまうから、そういうことをすごく理解しようとしていて。それをひたすらやっています。

Group Lessonのクリスマスパーティー。たくさんの仕事で出会った人たちと楽しく過ごす真里さん。

ーもともとひとりで頑張るタイプだった真里さんがチームを意識するようになったきっかけって何ですか?

Group Lessonで「周りを良くすることで自分も良くなる」っていうコンセプトを学んで、スタッフとして運営に携わらせてもらっていることがとても大きいですね。

前にGroup Lessonで聞いた「一人ひとりがその人の人生の主人公で、周りはその登場人物に過ぎない」っていう話がすごくイメージしやすくて。私からすると相手は自分のお客さんだったり営業担当だったりするんだけど、その人からすると私も登場人物の一人で。

相手が叶えたいものを叶えていく、それを促進できるパートナーにどうしたら自分がなれるんだろうって継続して学んだり実践する場がGroup Lessonにあることで、ジワジワと考える習慣がついてきた感じです。

Group Lessonでの一枚。メンバーと真里さん。

今までは自分が主人公なのが当たり前だったけど、同じようにその人にとっても人生の主人公はその人自身で、欲しいものとか叶えたいこととか今置かれている状況とかがあって、自分と会っていないときも24時間365日いろんな関係性の中で生きていて。

その奥行きとか相手からみた自分っていう視点がイメージできるようになってきたときに、相手について分からなかったり見えていなかったりすることが多いなと思ったんです。

相手が普段どんな時間を過ごしていて、どんな気持ちでそこにいて、どこに向かっていきたいのかを理解していこうと思ったときに、本当に一人ひとりに想いやストーリーがあって、縁があって一緒に仕事をしていることが分かって。

そうしたらその想いをひとつにしていって、目の前のプロジェクトを楽しく成功させていけたらいいなっていうイメージが湧くようになりました。そうした方が楽しいです!(笑)

お客さんからいただくお礼のプレゼントやお手紙は真里さんにとっての宝物。

ーそんなふうに関わってくれる人がいたらすごく嬉しいし、仕事も楽しくできそうです!

印象深かったこととして、あるクライアント企業と関わり始めて間もないときに、一緒に仕事をする担当の方があまり乗り気でないように感じたことがあって…。(Group Lesson主宰の)小津さんにそのプロジェクトの状況を相談したときに、その会社の全体からその担当の方の置かれている立場を考えるヒントをもらいました。

それで、仕事の前後にその人といろんな話をしていたときに「今まで採用活動でやりたいと思っていたことはあったんだけど、あまり予算を割いてもらえなくて出来ないことがたくさんあった」っていうことを聞いたんです。

それまで私は、採用予算がなくても目標の採用人数を達成できるよう頑張ろうとしていたんだけど、今一番関係をつくるべき担当者の方は、もっと他に求めていることがあるんだなと。その人とコミュニケーションをとって良くしていって、まず一番近くの人の期待に応えることが大切なんだって気づきました。

あと、その人のご家庭で二人目のお子さんがもうすぐ生まれるってことも聞いていました。一人目の小さい子がいる中での二人目だから夫婦で家庭のことが大変っていうのが分かって。その人の時間的な拘束がなくなるようにフォローできることはなんだろうって考えながら仕事をしていきました。

出産のタイミングも聞いていたから、その人と奥さんの関係がよくなるように「出産お疲れ様でした」っていうギフトを渡したり。そうしたら、クライアント企業の方から頂いたクリスマスカードの寄せ書きで、その人からのメッセージに「プレゼントもありがとうございました」みたいなことが書かれていて。半年以上前のことだったから私は忘れていたんだけど(笑)、とても心があたたかくなっていい経験ができたなーって思っています。

自分が達成したいと思っていることは当然みんなもそうしたいんだと思っていたら、実はそうじゃないことってあるなって感じました。そのときに、一番近い目の前の人が自分に求めている役割をちゃんと理解することで状況は変わっていくなっていうのをすごく感じました。

クライアントさんからいただいたカード。

こっちから相手のことを責めたり、できないって決めつけたりするのは簡単なんだけど、そうしていると関係がどんどん冷たくなっちゃう。みんな誰もが幸せになりたいから、それをどうしたら助けられるかとか、まず相手の幸せを理解していきたいなと思っています。そうすると、解決方法とか今よりはよくなる道が絶対見つけられると思っていて、それを地道にやり続けるって感じです。

あと、「助かってます」とか「ありがとう」とかは、具体的にこういうことで助かってます、具体的にこういうことがあったのでありがとうって伝えることを大切にしています。たとえば、採用という立場で企業の中にいると、集客をお願いしている会社にお金を払っているんだから仕事をしてもらって当然という気持ちになってしまうことがあるなと思っていて。でも、相手が自分の人生の時間を使ってこちらに価値を出してくれることって全然当たり前じゃないことなんですよね。

それに、みんな良かれと思っていろんなことをやっているけど、何が相手に喜ばれているのか正直つかめていなかったり不安なことって多いんじゃないかなと思います。だから、具体的にこういうことが嬉しい、こういうことが助かったって伝えるようにすると、どんどん関係が良くなっていく実感があります。

今は、仕事をすればするほどその人の自信が高まったり、もっとできるって思えたりするような関わりをしていって、みんなで成長していきたいなって想いがすごくあります。一人で出来ることは限られているけど、いろんな人の力が組み合わさって上がっていける感覚が楽しいなって思います。

頑張れる原動力は「好き!」という気持ち

ー話を聞いていて改めて真里さんってエネルギーにあふれているなと思うんですけど、その原動力は何ですか?

一番は一緒にやっている仲間が好きっていうことに尽きます!クライアント企業のチームの皆さんが大好きだし、Group Lesson主宰の小津さんや長年一緒にスタッフをしているメンバーとか一緒にいる仲間とかも、すごく好きです!この人たちのために頑張ろうと思うし、好きって気持ちに尽きると思います。その人たちと一緒にいたいから価値を出せるように存在したい。うまくできないことが、まだまだたくさんあってめげそうになるけど、諦めずに相手にとって助かる、プラスになる存在になっていきたいです。

実は20歳の頃から、人が自分の強みを発揮したり、強みに気づいてもっと発揮していきたいと思えるような空間を作りたい、そこに関わりたいってずっと思っていました。それは子供の頃から、学校の成績や学歴で価値を測る環境で常に人と比較して必死に戦ってきて、息苦しかったからで。

だけど、これからの時代を考えたときに、一人ひとりが大事な存在として、完璧な人間じゃなくてよくて、その人にしかない強みや能力が発揮されてチームで補強し合って世の中が良くなっていくことが本当に大切だと思うんです。

今の仕事もそこにつながっていると思っているし、Group Lessonもまさにそういったことを大切にできる場所だと思っているので、人生を通じてやり続けたいと思っていることに近いことが出来ていてよかったなー!って感じています。

人の人生は聞けば聞くほど尊いなと思って。それぞれが全く別の場所で生まれて、違う環境で育ってきて、今何かの縁で同じ時間を過ごすことに奇跡的な何かを感じるんです。そういう縁ってこの上なく貴重だし、そうやって一緒に時間を過ごすからにはお互いに幸せになる関わりをしていけたらいいなと。

ちょっと難しい話になったけど、原点は好き!ってことです!

人をもっと深く助けられる人になりたい

ー最後に、仕事でもGroup Lessonのスタッフとしてでも、何か挑戦していきたいことはありますか?

人も会社も、もっと深いレベルで助けられる人になりたいとすごく思います!

たとえば採用って会社の入り口の部分なんですが、実際はその人が入った後の教育とか、その人がモチベーション高く幸せに働き続けられるような会社の仕組みだったりとかも大切で、今、そういった会社にとって深い部分の仕事を徐々に預からせてもらっていて。

だから、会社の根本的な部分を視点を上げて洞察したり、深く理解して良くなっていく原因をつくれるようになりたいと思っています。

自分が出来ることは限られているから、周りの人が活躍できるように助けていくっていう役割を果たせるようになりたいです。周りの人が良い体験をするにはどうするか?というのが難しくて、挑戦したいことですね!

そのあたりの関係作りって全然まだまだだと思っているんですが、それは過去私が他の人たちにやってきてもらったことだから、今度は自分が返していきたいです。

ー真里さん、貴重なお話をありがとうございました!

(書いた人:美樹、協力:麻里奈)


スタッフとしてGroup Lessonの運営にも携わる真里さんが、現在メインで進めているプロジェクトのインタビュー記事です。

【前編】「Group Lesson 渋谷の学校」 の始まり〜プロジェクトチームにインタビュー!

2019年4月12日

【後編】自分の価値に気づける場所「Group Lesson 渋谷の学校」の始まり

2019年4月19日