マイナスな感情を話せなかった自分から、家族や仕事で深い関係が築けるようになった

優(ゆう)さん

20代半ば。大学卒業後、新卒で大手証券会社に入社し、現在社会人4年目。入社時に配属された新宿支店では、法人・個人営業を担当し、既存顧客への資産運用や新規顧客拡大などを行う。入社3年目には首都圏で営業成績1位を納め、今年の5月からは新支店の立ち上げメンバーとして数字を伸ばしながら活躍している。Group Lessonには1年前から参加。


*インタビュアー真里:2013年頃からフリーランスで就職転職相談・採用コンサルタントとして活動。


ー今日はよろしくお願いします♬ 優さんは小さいころどんな子供だったのかな

小さいころはお母さんの後ろにずっと付いてるようなすごい内向的な子でなかなか新しい環境に馴染むのも苦手でした。

両親の仕事の関係で小学校4年生から中学校2年生までアメリカのシカゴへ家族で移住しました。いきなりアメリカに行って、言葉も通じないし人種も違うし、はじめは大変でした。

でもそういう環境にポンって置かれたからか新しい状況で上手く適応する力が培われた気がしています。

ーご両親は今もアメリカで暮らしているとか。

そうなんです。一度みんなで日本に戻ってきましたが、両親は私が社会人1年目のときに永住権を取り、今はアメリカのシカゴで仕事をしています。

永住権を取るのは結構大変だったと思いますが、「◯日からアメリカにいくから、お家探しといてね」と連絡が突然来て。父も仕事も辞めて、実家も売ってバイバイって感じで行っちゃったんです 。

でも私を含め残された姉も「いいなー!」ってそれだけ。笑  私が自立したタイミングで永住権が取れていろいろと上手くいっていて純粋にいいなと思ったし、家族みんな「良かったね!」って言ってましたね。

ーへえ〜!すごい面白いね。普段から仲がいいのかな。

家族は普段からフランクな関係性でとても仲が良いんです。でも、お互いハッピーなことは共有するけど、マイナスなものを抱えているときはみんなに共有しなかったんです。

何か抱えているのかもって気づいていてもお互い触れなかったり「辛いのに笑っている」みたいな不自然な明るさもあったり。

私自身、元々ネガティブな話をして心配されるのが苦手で、話すとしても全部解決した後で話す方が楽だし、重い話は負担にしかならないと思っていたんです。

ー社交的なイメージしかなかったから、そんな感情をもっていたことが意外です。そのスタイルを変えていきたいと思ったきっかけがあったのかな?

ちょうど一年ほど前に、プライベートでショッキングな事があって、そこで何もないように上手くふるまえる自分に気付いたんです。

このまま当たり障りのない自分でいるとロボットみたいになっちゃうと思って、もっと感情を大切にできる人になりたいなと思いました。「表面的にこなしていく人生」って何かさみしいなと思って。

そんなタイミングで大学時代のアルバイト先で知り合いだった祐里子さんの紹介でGroup Lessonに参加するようになりました。

祐里子さん(左)と優さん(右)

ー参加して考え方に良い変化はあった?

Group Lessonに参加して、自分の中で一番変わったと思うのが「相手の宇宙を知る」という考え方を持ったことです。相手の頭の中に入るような感覚で、「その人が大切にしていることはなんだろう?」ということを考えるようになりました。

そこから友達とも本音で接する機会が増えました。初めはどう思われるか不安でしたが、いざ本音で話してみると「今の方がずっと魅力的だよ」と言ってくれて。

今までだったら自分目線で物事を判断して話さないでおこうとしていたことも、「相手のために」と考えたら自然とマイナスなことも話せました。それをきっかけに、除々に深い部分で話し合える場面も増えてきました。

家族との関わり方にも変化がありました。

最近アメリカにいる母から「父と上手くいってない」と言われたことがあったんですが、私にとって、両親は仲良くて大好きな2人というイメージしかないから、そんな状況になっていることが一番嫌で。認めたくないから、相談されても適当に流していたんです。

だからそれを聞いたときも、初めは「喧嘩なんて認めたくない!」と思ったけど、ちゃんと話を聞いてから判断しようと思って。

そこで生まれて初めて母と深い話をしました。話を聞いたら母の感じていることも理解することができて安心しました。

「弱い部分はふだんシェアしないからこそ、ちゃんと関わらなきゃね」ってより深い部分でつながれたような気がしています。

ーずっと関わってきた親に対する反応が変わったというのは、すごい変化だね! 

ー仕事のこともいろいろ聞いてみたんだけど、今は新卒で入った会社でずっと働いているんだよね?

はい、新卒で証券会社に入社して、今は社会人4年目です。そこでは個人と法人の営業をしていて、資産運用について既存や新規のお客さんへ営業することもあります。

いろんな人と関われる仕事がしたかったのと、人間性が重視されるような形のない商品の営業がいいなと思って就活をしていました。その中でも証券は本当に秒単位で世界が変わるようなところが純粋にかっこいいなと思って、今の会社に決めました。

ー仕事を始めてからは順調だった?

仕事は以前から順調でした。人間関係も良好で、一年ほど前には1000人ほど在籍している首都圏支店内で1位を取りました。 でもいざ1位になると、なんだかあまり嬉しくなくて逆に凄いショックだったんです。 

ーえっ、1位だったのに? 

もちろん1位を取った瞬間は嬉しかったですが、1位になって凄い人間に変わったわけでもないし1位になろうとするあまり、自分の納得いかない営業もしていたり。

「この瞬間の為にいろんなことを犠牲にしていたんだ」と思うと何かショックで、自分の中で何かが冷めた瞬間でした。

ーそれをきっかけに仕事に対しての向き合い方に変化があった?

そこから自分がより喜びを感じる瞬間って何なんだろう?と考えるようになりました。

結果が出ると確かに嬉しいですけど、ノルマが達成できたなとか自分目線の考えでしかないなって気づいて。それよりもお客さんに「優さんに出会えてよかった」とか人間性の部分で評価してもらえたときが一番嬉しいんだと

そういえば、就活してた時も人間性を重視してもらえるところが良いと思って選んでいたのに気づいたら全然違う方向に向かっていたことにも気づきました。

「何かそれおかしくない?」と自分の感じたことを上司に伝えることも多くなり、そこから上司ともぶつかるようになりました。

ぶつかると言っても、感情のぶつかり合いではなくて、上司の行動ひとつひとつに対して「どうしてそういう行動をとったのか」と考えたり、聞いたりして、上司のことをたくさん知ろうとするようになりました。

そういう関わり方をするようになったら上司も信頼してくれているのか、深い話をする時間が増えた気がします。

昔のままだったら、自分の考え方を押し付けることばかりしていたけど、相手がどんなことを大事にしているのかを考えると、相手の理解が深まって自分の行動が変わりました。 今は仕事もすごくやりやすいし、楽しいですね。

ー上司の関係性も良くなっているんだね。お客さんに対してはどうだった?

「この人は今一番何を大事にしているんだろう」っていう考え方はお客さんに対しても同じですね。

例えば私の仕事だと利益を出したいから話を聞きたい人もいれば、以前はそうだったけど、今は相続の事を考えているとか、大事にしているものがタイミングによって変わってくるんです。だからこそ、相手の話をしっかり聞きたいと思うようになりました。

これは営業を担当してから継続してやっていることですが、初めてお客さんと関わる時は純粋に話してお客さんのことを知りたいって意味で「今日は何も商品の話はしないです」って、まず資料が入っていない、空っぽのかばんの中身を見せるんです。笑

商品ありきになっちゃうと、どうしても自分の耳も聞きたいように聞いちゃうだろうし、もし私がお客さんだったら何か勧誘されるなって思っちゃうから、そんな入口じゃだめだと思って。その方がお客さんの本当の人間性を知ることができると思っています。 

行動や関わり方も意識するようにしてから、あるお客さんに「優さんに本当に出会えてよかった」と言われたことがありました。その方はお子さんがいるんですが、「どうしたら優さんみたいな子になれるのか。」とも言われて。お客さんとはお金の話をすることがほとんどだったのに、そういう風に思ってもらって単純に嬉しいなと感じる出来事でした。

ーその結果、仕事の成果は今までよりもっと良くなっているとか。

はい、先月は今までの自己最高の結果が出すことができました。でも前は1位にこだわっていたのが、社内のランキングはあまり気にしなくなりましたね。笑 

今は自身の成果や社内でのランキングよりも、1年前に異動した新しい支店の立ちあげメンバーとして、この環境をもっと良くしていきたい気持ちがあって、同じ支店のメンバーとの関係性とか、お客さんとの関わりだったり、より深い関わりを作ることを大切にしています。

ー仕事では今後どんなことを取り組んでいきたい?

アメリカの株式の調査をする部署に行きたいなって思っています。もともと株が好きで単純にワクワクするし、強みでもある英語を使える部署であることもいいなって。

最近そういう話を上司にしたら、更に上の立場の方に「うちにはこんな子がいて」って宣伝してくれてたんです。

しかもその様子を嬉しそうに話してくれたり、他の先輩からも上司の話を聞いたりすることもありました。本当だったら営業職から離れてほしくないって言う上司が多いんですが、本当にいい人だなって思っています。

ー最後に、優さんにとってGroup Lessonはどういう場所ですか。

私の中では、ベーシック(基礎)クラスとアドバンス(中級)クラスは、日常とは違う修行しに行く場みたいな、自分をいい状態にするために「よしっ!」って気合いを入れる感覚があったんです。

でも初めてマスター(上級)クラスに参加した時、気合いを入れた自分でいるのが難しいなって感じたんです。今まで、ベーシックやアドバンスクラスは10数人で集中する場って感覚だったけど、同じ場に50人近く集まっているマスタークラスでは、ぼーっと過ごすこともできてしまうと思って。

だから、受け身でなく自発的に良い状態の自分を保つように心がけていて、どちらかというと今は、日常が訓練する場に変わってきています。

マスタークラスの場は、メンバー全員がなりたい自分で参加していて、だからこそ凄いパワーが集まっていて、だからこそ得られるものもたくさんあるなと感じています。

ー今日はありがとうございました!

■編集後記

インタビュー後、ご家族の写真を見せてくれた優さん。本当に仲良い雰囲気が伝わってきてとても素敵なご家族だと感じました。優さんのお話を聞いて仕事でもプライベートでも良い関係性を作っていくことが本当に大切だなと改めて感じました。

(書いた人:舞)


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