出産後に心配だった職場復帰。周りと支えあえる関係を築き、仕事も家庭もさらに充実していった

智代(ちよ)さん

30代前半。大学卒業後、歯科メーカーの営業職として就職。その後、人事分野への興味があり転職。現在、子育て支援NPOにて人事担当。2016年に出産し、二歳児の母。Group Lessonには2017年5月から参加。


*インタビュアー 香織:婦人アパレル会社で、新ブランド立ち上げや全国店舗運営に携わっていた。現在は、Group Lessonメンバーとして運営にもスタッフとして中心的に関わる。


誰かの役に立ちたいという思いで動いた

―今日はよろしくお願いします♪
智代さんは小さい頃はどういう子どもだったの?

自分の気持ちを言葉にするのが苦手で、引っ込み思案でした。友達がいなくて親に心配されたりしたこともありましたね。
家族は、父、母、祖母、それから妹と弟がいます。長女だからしっかりしなくちゃ、というのはあまりなくて、兄妹からは要領が良くてずるいな~なんて言われたりしてました。


―明るくて率直な智代さんを見ていると、昔は引っ込み思案だったなんで意外!

成長するにつれて、だんだんと人と関わることが怖くなくなってきて、大学生の時は、オープンキャンパスのスタッフとして活動していました。
深い仲の友達ができ始めてから、徐々に引っ込み思案な性格が変わってきた気がします。

―そのスタッフをやろうと思ったきっかけは?

大学で仲のいい友達はいたんですけど、思い描いていた大学生活とは違うなって感じていたんです。友達は好きだったけど、授業に出てサークルに行って、っていう単調な日々に居心地の悪さを感じていました。

学生時代に何かひとつやり遂げたものが欲しいなと思っていたところ、たまたま大学の掲示板にオープンキャンパスの運営スタッフ募集の張り紙を見つけて、やってみよう!って思ったんです。
それがすごく楽しくて、4年間ずっと携わっていました。参加した学生にどうしたら良い経験を持ち帰ってもらえるのか、真剣に考えている先輩たちの姿に刺激を受けていました。

―大学を卒業したあとは、営業として最初の会社に入ったんだよね。どうしてその会社に入ろうと思ったの?

その当時は、わかりやすく人に貢献できる仕事がいいなと考えていました。だから医療とか福祉系の企業を見ていたんです。
そんな中、たまたま母の知り合いが歯科業界で働いていて、色々と話を聞かせてもらいました。歯の健康が全身の健康につながる、という話を聞いたとき、人に貢献出来て、やりがいのある仕事だなと思って会社を決めました。

―そのあとの会社では人事として働いているけど、どうしてその時は営業を選んだの?

当時から人事には興味があったけど、新卒でいきなりやるという感じではありませんでした。
まずは営業として、会社のフロントに立ってお客さんと接したり、業界の変化を学んだりして、そのあと人事として会社をサポートするのもいいかな、と思ったんです。

新商品が入ると、販売業者さんと歯科医院を1日に何件も回るんですけど、即決で大量に注文してくれる先生もいたりして、営業という仕事の楽しさも感じていました。その会社には丸3年務めました。

―その後どうして転職しようと思ったの?

所属していた営業所に女性の先輩がいたんですけど、その方から、「子どもを預けて働きたいのに、保育園の数が少ないから預けるのが難しい」という話を聞いて、保育に興味を持ったんです。

それに、やはり人事という仕事にも関わりたかったので、未経験でも人事として働ける保育関係の企業で探したところ、2社目の会社に出会いました。そこでは2年半ほど新卒採用の担当をしていました。


―1社目、2社目ともに、誰かの役に立ちたいという思いで会社を選んだり、働いていたりしていたんだね。今の会社に転職した理由は?

前の会社にいた頃から今の会社の話は聞いていて、0~2歳までの小規模保育や、病児保育を行っていたり、空き家問題と組み合わせて保育問題を解決しようとする取り組みが素敵だなと思いました。
今の会社に入って4年ほど経ちます。最初は人事として入ったけど、産休が明けてからは労務や研修に携わっています。

―今の会社で働いている中で、楽しいと感じることはなにかある?

会社で一緒に働く仲間がとても好きですね。これまで仕事で出会った人は、比較的仕事とプライベートを分けて考える人が多かったけど、今の会社の仲間は仕事とプライベートを融合させている感じがあるんです。
自分の趣味を社内に共有して、ランニングイベントや読書会などを開催したりとか、そんな生き生きしている姿が素敵だなと思っています。

周りの人との関係性に目を向けるようになった

―Group Lessonに参加したのは産休明けの頃だったよね?どうして参加しようと思ったの?

出産後は子育てに一杯一杯で、産休が明けて仕事と育児を両立できるかとても不安でした。会社の変化についていけるか、自分が職場から必要とされているのか、とか漠然とした不安がありました。

そんな中、コーチングで自分のことをもっと理解出来たら、前に進めるんじゃないかと思ってネットで探したら、Group Lesson主宰者の小津さんのブログを見つけ、そこで公開講座を紹介してもらいました。

公開講座に参加したとき、その場にいる人たちがとてもキラキラして、そんな人たちから選ばれている場所なら大丈夫だなって思ったのと、1対1のコーチングよりみんなで学んだほうが楽しそうと思って、その日のうちに講座に申し込みました。

―参加してから約1年半経つけど、最初と今で変化は感じる?

最初は、仕事はひたすらこなしていくものと考えていたんですけど、Group Lessonに参加してから、そうじゃないんだって気付きました。
その時は周囲の人ときちんと向き合っていなかったし、自分にばかりベクトルが向いていたと思います。そうすると周りとも良い関係が築けないし、自分も楽しくないなって気付けたことは大きいですね。

―そのことに気付いてから、状況が良くなったと感じることはある?

復帰後のほうが話しかけやすい、と周りに言われるようになりました。前は淡々と自分の仕事だけをやっていたんだと思います。
お母さんになってより親しみやすくなったね、と嬉しい言葉をかけてもらうこともありました。

―以前、講座の中で「自分のセルフイメージが低いことに気付いた」って発表しているのを聞いて、すごく意外だなって思ったよ。
(*セルフイメージ:自分に対する自分の意見のようなもの。例えば「私は〇〇ができる」というポジティブなものや、「私は〇〇が苦手」というネガティブなものがある」

自分がやることはきっと誰でもできるし、自分の代わりなんていくらでもいると思っていました。
自分の付加価値を高められずに、このまま年を取っていくのが怖いなと思っていたんです。

でも今は、そんなセルフイメージの低い自分が出てきた時は、「私が望んでいるのは、セルフイメージの高い自分でいることだよね」と思い出し、そっち側の自分で仕事ができるようになりました。

自分の関わり方を変えることで、家族との関係性をより良くできる

―次は家族のことについて聞いていきたいな。今の旦那さんと出会ったきっかけは?

彼は新卒で入った会社の先輩です。当時、仕事中なんとなく近寄りがたい雰囲気を感じていたんですけど、1対1で話すととても気さくで、ギャップのある人だなという印象でした。
4年半くらい付き合って結婚、いまは来月2歳になる娘もいます。

―講座のとき、旦那さんとの関係を良くしていきたい、と宣言していたのをよく覚えているけど、そう思ったきっかけは?

自分が出かけるから夫に子どもを預かってもらわなくちゃいけない時とかに、すごく準備が大変だったんです。自分がここまで準備しないと預かってくれないのかと悲しくなって、そういう関係でいたいわけじゃないのになと悩んでいたんです。

そんな中、当時私の担当スタッフだった濱中さんと面談した際に、彼との関係が順調じゃないと仕事とか他のことにパワーがいかないよね、という話になりました。
その話にすごく納得して、たしかに旦那さんや子どもとの楽しい未来が想像できないと、パワーが出ないなって気付いたんです。そのときに、旦那さんとの関係をもっと良くしたいと思いました。

(一番右:濱中さん)

―それから、どういう風になりたいと思って、どんなことをやってきたの?

以前はまるで上司と部下みたいな関係で、私が事前に全部準備をして、そのうえで夫に家事や育児をしてもらっていました。言わないとやってくれない、という状況でしたね。
でもGroup Lessonに通いだしてから、それは自分が夫に対して勝手にフィルターをかけていただけなんだと気が付きました。

濱中さんから、Group Lesson推薦図書の一つの『人を動かす』という本の中に、夫婦関係を良くするためのヒントが書いてあるから読んでみたら?と勧められたので読んでみたら、どれもやってない!と思ったんです。
自分の思い通りにやりたいから、そうなるように夫に指示するという感じだったんですね。でもそうじゃなくて、彼も自分も気持ちよく過ごせるやり方が絶対にあるなと思って、やり方を変えました。

例えば、彼がやってくれたことに対してきちんと感謝したり、娘には、自分が夫のことをとても好きなんだということを積極的に伝えています。夫に対しては、娘は彼といる時間がすごく楽しそうだね、と話したりしていますね。

夫は休日の限られた時間しか娘と会えないから、どういう風に関わっていいか分からなかったんだなと思いました。当初の私は、夫の立場に立って何も見てあげられていなかったんです。
家族に対する接し方を変えてから、育児や家事を進んでやってくれるようになり、今では立派なイクメンです。

それに、最近はお互いの仕事の話もするようになりました。彼の会社でのポジションが変わって部下が多くなったので、人事の経験がある私に、部下の育成のことを聞いてきてくれたりとか。あと、私の弟が仕事で悩んでいたとき、夫も家族の一員として、一緒に弟の相談に乗ってくれたりもしました。

―智代さんが関わり方を変えたことで沢山の良い変化があったんだね。これからやっていきたいことは?

Group Lessonに参加して、母親という役割にとらわれずに、もっと欲張ってもいいんだって思ったんです。それまでは子どもが小さい間は何かをセーブしなくちゃいけないと考えていたけど、家族や自分にとって良くて楽しいと思える方向が別にあるなら、そっちに飛び込んでいいんだって。

それと、来月から時短勤務を増やして、家庭の時間を増やしたいと思っています。
一度仕事がパンクしたことがあって、仕事は仲間にフォローしてもらえたけど、家族との関係はそうはいかない。家族との関係が崩れるのは自分の理想じゃないなって気付いて、今は家族という基盤を固めるタイミングだと思っています。

あとは、母親の影響もとても大きいと思います。母は私が幼い頃からずっと忙しかったんですけど、それでも彼女はすごく楽しそうに過ごしていたんです。パワーがあって明るい、そんな母親の姿を見習いたいと思っているし、今度は自分が夫や娘からそう思ってもらえるようになりたいです。

編集後記
仕事と家庭のバランスを上手く保ちながら、幸せな家庭を築いている姿がとても印象的な智代さん。
今日は素敵なインタビューをありがとうございました!

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次回もおたのしみに!

書いた人:咲弥(さくや)

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2019年2月15日