職場でイライラしていた私が、考え方を変えたら人間関係も仕事の幅も大きく広がっていった

まり子さん

 20代後半。外資系アパレルブランドの営業職。大学卒業後、ITベンチャー企業へ新卒で入社。社会人3年目にアパレル業界へ販売員としてアルバイトから入社し、営業職へ異動。その後、ラグジュアリーブランドを取り扱う現在の会社に転職し、全国40店舗ほどのセレクトショップの卸業務を担当。Group Lessonへは、同じ会社の弥生さんの紹介で2017年5月より参加している。Group Lessonでの学びを活かし、本社のあるイタリアへの海外出張や地方店のポップアップショップの立ち上げなど幅広い仕事を任されている。


インタビュアー 香織:婦人アパレル会社で、新ブランド立ち上げや全国店舗運営に携わっていた。現在は、Group Lessonメンバーとして運営にもスタッフとして中心的に関わる。まり子さんが講座に参加しはじめた当時から関わりが長い。


-今日はよろしくお願いします♪
就職する前のまり子さんのこと聞いてみたいな。子供のころはどんな子だったのかな?

母親がすごい厳しくて、2〜3歳のころには、「こら!膝をこんにちはしなさい」って言われて続けていたから、50人くらい写っている保育園の合同写真では、私だけ手を膝に置き足を斜め45度にしてお行儀よくしていました(笑)

その頃の私は、大人との関係を大事にしていた印象があって。 とにかく先生とお母さん達と話すのがすごい好き。お迎えの時も、私はお母さんたちに混じって、「その服いいですね、そのボタン可愛いですね」とかそういうことばかり言っていました。小さい頃から、大人のものにすごい興味があったんです。 

-今では超大手の有名なアパレルの営業で働いているけど、ずっとファッションの業界にいたわけではないんだよね? 

新卒で入ったのは、ITのベンチャー企業でした。 もともとファッションが好きだったから、ファッション関係の会社にも内定をもらったんです。でも何か違うなって思った時に、ファッション業界しか知らなかったと不安に陥るのがすごい嫌で。当時の私にはもっと得るものがあると思い、IT系の会社に就職することを決めました。

その会社は社長が大手人材会社出身だったこともあり、「ガムテープで手に受話器をくくりつけろ!」って感じで、新規をかけまくったり、飛び込みもやっていて。会社としてのガッツがみんな溢れていて、すごい楽しい会社でした。

でもやっぱりファッション業界の中に入って仕事をやりたいなって思うようになって。その上司は本当に良くしてくれて、「もしアパレルをやるなら、皆は早めからスタートしているし、早めの方が良いよね」って言ってくれたんです。それがあったからこそ踏ん切りがつきました。

ー 憧れのファッション業界へ一歩進んだんだね。

ファッション業界へ転職活動をはじめたものの、アパレル未経験だったこともあり、好きなセレクトショップの販売員のアルバイトから始めました。

実際、販売員の仕事はめちゃくちゃ好きで、メンバーも本当に良かったのもあるけど、「こんなに楽しいの!?」って感じでした。 良い商品を提案して、お客さんが喜んでくれたり、お客さんと初めて話していく中で上手い距離感でどこまで話せるかも楽しいし、売り上げもどんどん積み上がっていくのが楽しくて。

入社した年の12月には全国70人中で3位を取ったこともありました。 「私って売れる!」ってすごく自信がつきましたね。

-楽しかった販売員時代のあと、営業職に異動したんだったよね。

楽しかった販売員を1年ほど続けたのち、営業職に異動しました。実際に営業をやってみると、アパレル業界は「女性ばかりで厳しい」というイメージ通りで人間関係が大変でした。

週に一回の朝礼では、社長や専務の話をみんなずっと下を向いて聞いていたり、イヤイヤ感がすごく空気が淀んでいて衝撃的でした。一人一人はいい人だし、営業は前向きな人が多かったから良かったけど、全体的な重苦しい雰囲気が肌に合わなかったんです。

そんな会社でしたが、お客さんがめっちゃ好きで、お客さんとの関係が自分を繋ぎとめていたなと思います。

-今の会社に行こうと思ったきっかけは?

もともと今の会社のブランドは、外資系で英語も使えるし、とりあえず受けてみるかっていうすごく軽い気持ちで面接を受けました。

社長との面接では途中から英語になって、ズタボロで。 もう落ちたと思ったから「とことん気になること聞いて帰ろう!」と思って。今思うとすごいこと聞いてましたね(笑) でも、親身になって、1時間以上話してくれました。 「英語ができないから落ちるのに、すごい良い人だな」と、今の会社のことがすごい好きになったんです。そしたら、受かったんです!自分でもびっくりしました。

-衝撃的な面接だったんだね。今では本社のあるイタリアで行われた研修メンバーにも選ばれたりとか。

日本の卸担当の営業の中から選ばれて、シューズスペシャリストとしてミラノで行われた研修に参加しました。

イタリアでは、実際に工場に行ったり、生の職人さんが杭を打っているのを見たりして面白かったです。直営店での接客を研究して、ロールプレイングしたり、さまざまな経験ができた研修でしたね

↑(左)ミラノのモンテナポレオーネのガッレリアの写真。(右)shoesの工場にて。商品のクオリティの高さを再認識!

ミラノでの研修の様子。全世界から選ばれたスタッフが集まりました。

-ミラノでの研修に選ばれたり、大活躍だね!
まり子さんは人の良いところをよく見ているんだなーって思うんだけど、今の会社でも始めからそうだったの?

実は全然そんなことなくて、以前は素直になれなくて、自分も余裕がないし、周りの人が見えなくなっていました。 チームで一緒に仕事をしていても、なんで分かってくれないんだろう、と相手のせいにしてしまったり、女性の営業が私しかいないので誰にも相談できず、1人で戦っていた感じでした。

仕事中も、精神がピーンと張り詰めた感覚があって、イライラすることも多かったし、恐らく、すごいしかめっ面で仕事をしていたと思うので、周りの同僚も話しかけづらかったんじゃないかなって思います。

 今までの仕事の中で感じていた楽しいところって、お客さんに自分がいいと思うものを提案したり、その提案がうまくいったりしてお客さんが喜んでくれたことだったんです。今までお客さんと関係を作ってきたのも、感性の部分で繋がっていたのに、新しいお客さんはビジネスライクというか、データや数字を見ながら進めていくやり方だったんです。今までのやり方が通用しなくなってしまって、どうやって仲良くなれば良いのかわからなくなっていました。

「私の仕事ってなんだったんだろう」と、自分が楽しいと思うことが全然できずに自分の良さが発揮できなかったし、数字も落ちるわ、上司からは「お前本当にできないな」と言われて、自分でどうしたらいいかわからない中で、どんどん落ちていくのが恐ろしくなっていました。

-でも、今では売上も伸びていったり、お客さんにも誘われて食事に行ったりしているよね。そこはどういう風に意識していったの?

上司との関係が改善されたのは、やっぱりGroup Lessonのおかげですね。上司ともお客さんともうまくいかなくて。なんでうまくいかないんだろうと思ってみても、「みんながわかってくれないからでしょ」って相手のせいにしていました。

そんな時に同じ会社で働いている弥生さんに声をかけてもらったことがきっかけで、公開講座に参加して、小津さんにセルフイメージのお話をしていただき、衝撃的な時間を過ごしたのを覚えています。 

その後、継続して学びたいと思い参加したBASIC講座(基礎クラス)では、「人はみんな幸せになりたいと思っている」という話を聞いて、すべての原因が私だったんじゃん!と衝撃を受けました。

-自分が原因なんだと分かって、実際にまり子さんが意識したことは?

ピリピリしていた当時は、本当に指摘されるのが嫌いで、こうした方がいいんじゃないって言う言葉にもすごい噛み付いていたんです。でも自分は素直な人間だと思っていて。小津さんにも、私が怒られることが嫌いだろうと2回くらい言われたことがあったんですが、それが当たってて。

すごい期待されて若手で入ったのに、お客さんと関係が築けていないとか、数字が伸びていないとか、そういう良くない状況に対して、素直になれないまま相手に接していることに気づきました。

「なんで自分はイライラしているんだっけ?」と、目の前の状況に自分の状態が左右されるんじゃなくて、ちゃんとどうしてそうなったのか冷静に考えてちゃんと自分を引き戻して考えられるようになって。

素直になって、お客さんと会話ができるようになったら、数字も付いて来て、チャンスをもらえるようになって来たように思います。 今は頼まれたものは忙しくても断らないようにしました。そうしたら、自然と頼まれることや任されることが増えていきました。

Group Lessonでのまり子さん

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