才能よりも考え方!人を羨ましく思ってしまうときに見直したいこと

ついつい人が羨ましく見えてしまったり、人と比べたりしてしまうことはありませんか?

今回のテーマは、そんなときに見直したい「考え方」の大切さメンバー向けの会報誌2015年5月号に掲載した Group Lesson主宰・小津さんのコラムを今もう一度読んでおきたい記事として再編集してお届けします。

小津 剛さん メンバー制勉強会Group Lesson主宰。早稲田大学在学中から参加していた人材研修ベンチャー企業で20代を過ごし、メンタルセミナー講師500回以上、合宿研修でのべ4000人以上の指導、20代前半までの女性を中心としたメンタルマネージメントの個別カウンセリングでのべ15,000人以上と面談、スタッフ育成プログラムの専属コーチとして300人以上の大学生を継続指導。
その圧倒的な経験をもとに、独立後はマンツーマンのメンタルコーチ、向上心のある女性中心にパーソナルコーチングを提供。2011年からメンバー制女性勉強会『Group Lesson』を主宰。ほぼ一般公開せずに紹介や口コミでのべ5400名以上が参加、20代30代の働く女性を中心に、大きな支持を集めている。

隣の芝は青く見えます

さて、「隣の芝は青く見える」とは言わずと知れた慣用句。(The grass is always greener on the other side of the fence. の訳語)意味は何でも他人のものはよく見えるものである。

あなたにはそういうことありますか?

アメリカの有名起業家のインタビューで、ある成功した起業家が「起業家というのはいつも他の人のビジネスがよく見えてしまい、自分のビジネスを過小評価しているものなんです」といってたけど、まさにこれ。

大事なことほどさんざん熟考して、そして選んだあとに、やっぱり他の人の選択の方が良く思えたり、、、というのは就職活動や転職活動でもよくあると思う。

 

人の心、特にセルフイメージの低い状態の心理をうまく言い表してます。日頃から「自分に備わっているもの」を見ずに「自分に欠落している部分」を見てる人は危ないと思う。自分にないものを持っている人が羨ましく見えて、劣等感を感じてしまいます。

これがいわゆる欠乏感のある状態。そうなるとうまくいかないのは自分に足りないものがあるからだ、、とさらにセルフイメージが低下して、依存的な状態になっていく。きっと心あたりある人もいると思う。

松下幸之助さんの語る「成功した理由」

有名な話で、松下電器(現Panasonic) を創業した松下幸之助さんは、人に成功の秘密を聞かれると次のように答えたといいます。

「自分が成功したのは凡人だったから。」

つまり、

  1. 貧乏だったこと
  2. 学歴がなかったこと(小学校中退)
  3. 体が弱かったこと

…だったからだと。

 

  • 貧乏だったから一生懸命働こうと思った。
  • 学歴がなかったから、他人に素直に教えてもらおうと思った。
  • 体が弱かったから人を信じて、人に任せることができた(事業部制などの発案も)。

 

さすが松下幸之助さん。ふつうこれらは、全部うまくいかない理由にしてしまう。あなたが物事をどう捉えてるかでそれは価値にもなるし、できない理由にもなる。

みんな自分をよく見せたがる

「隣の芝が青く見える」とは、極めてGroup Lesson的ではない状態です。みんなが「自分を良く見せたい」という心理も関係あるかもしれない。

たとえばFacebook。Facebookでは基本みんな自分のいいところしか見せない。

テレビや雑誌でも人には虚栄心があるので、作り手にはどうにかして「雑誌をもっと売りたい(自分の担当コーナーだけでもよく見せたい)」「視聴率を稼ぎたい」といった思惑もある。もちろんメディアに出る方もそれを利用したい。お互いにどうしても実際よりも背のびしたり、一番きれいに映る角度から光をあてるものです。

 

たとえば会社でのあなたもそうではないでしょうか?みんな良い側面から見られたいのです。それが普通の心理ですから、ぼけっと見てればいろんなものは「実態以上」に見えてしまう。

特に状態が悪くて自信を失い気味のときとか、セルフイメージがずっと低い自信なし子ちゃんの状態だと、感覚も鈍っているので余計に見抜けない。だから隣の芝が青く見えてきたら、きっとあなたのメンタルを整理して立て直すサインなんだ、くらいが良いと思う。

Group Lesson的には…「今あるものを大切にして、そこから積み上げる」

Group Lessonの基本スタンスは「今あるものを大切にして、そこから積み上げる」。それがあなたに与えられているリソースだから、きっとその組み合わせの妙で価値を生み出せるはずなのです。

僕自身についても、自己評価と「他人から見る小津」のギャップが大きいことはよくあります。「へ一、そう見えるんだ。」とか。

(※ちなみに僕は独立してからは、幸運にも大変魅力的なお客さんにいつもたくさん恵まれてます。しかもやりたいことばかりやってきて、おまけに時間はかなり自由になる。そして営業しなくてもお客さんがやって来てくれる状況もずっと続いている。だから特に同業者や、必死にやっている割に成果のあがらない会社員の人には、とても羨ましく見えるようです)

でもまあ、(お世辞を割り引いても)あなたにそう見えるほど、そんなに良いものじゃないよって感じることが多い。あなたのその状況のほうが羨ましいわーと感じることもたまにある。

 

しかし、まさにそれが自分にはないからこそ、その人よりも一生懸命になって「今あるもの」に集中したり、強みをかき集めて価値をつくったりしているとも言える。相手からきてもらう方法を真剣に考えたり、、、

才能よりも考え方

きっと、何に恵まれているかよりも、その人の考え方の方が重要です。

生まれ持っての才能や資質はある程度変わらない。たとえば背が低いという資質は変わらないから、背が低い人はバスケットボールでは不利だけど、競馬の騎手なら有利らしい、と。松下幸之助さんではないけど、考え方は自分でいくらでもアップデートしたり、バージョンアップできます。

 

今朝(2015年5月当時)、ニューヨークヤンキースの田中マー君がまた活躍したそうです。(地元紙によると『マサヒロ・タナ力はこの午後も衝撃的』・・だとか)

ニューヨークヤンキースはメジャーリーグでも一番の人気と伝統を誇る名門チーム。過去にはゴジラ松井とかイチローも在籍した。みんなの憧れのチームです。

 

1997年からは、伊良都(いらぶ)というピッチャーも活躍したことがあります。あなたはご存知ですか?

ニューヨークヤンキースが日本人と契約したのは、伊良部投手が初です。この時は4年契約で年俸合計は1 3億円ほど(これだけでもすごいですね)。そして伊良部選手が稼いだ生涯年俸は23億5千万円といわれている。すごいでしょう?

でもこの人は才能はすこいんだけど、いろいろとトラブルを起こすキャラクターのようでもあったようです。引退後は事業の失敗もあり人生には行き詰まっていったようです。そして42歳の若さでアメリ力で自殺します。このニュースを以前聞いた時、僕はやはり「考え方」が大切なんだろうな、と感じた。伊良部投手の才能は本当にすごかったらしい。それだけの才能があれば、素人には引退後も野球関係だけでもいろんな活躍ができそうな気もする。

あのイチ口ー選手もインタビューで「こちら(アメリ力)で球の速い投手はたくさんいますけど、比較する時に必ず頭に浮かぶのが伊良部さんの真っすぐ。伊良部さんの一番速い球というのが、大リーグで10 年以上やっても物差しになる。それはずっと変わっていない」といってます。きっとずば抜けていたのでしよう。でも不幸な人生の終わり方でした。

 

きっと大切なのは物事への考え方だと思う。やはり自分にないものを探すより、「今あるものをどう活かすか?」を考え続けることだと思う。足りなければ他の人と協力したり、いろいろとエ夫したり。人に協力してもらえる自分に成長する必要性を感じたり。

隣の芝を見るのは、羨ましいなあと比較してセルフイメージを下げるためでなく、自分が負けているところを相手から学んで自分を向上させるため。

あなたが持っている資質は努力してもあんまり変わらないけど、考え方は気づいて学んでいけば、いくらでも変えていったり、向上させていけます。

だからGroup Lessonでも、大切な考え方やコンセプトの理解を中心にやってます。気づいて学べる状況だよっていうことは、人生での圧倒的なアドバンテージだと思う。正しい考え方を学ぶことがスタートだし、やり続けるべきことだと思います。

自分にないものを探すよりも今あるものに集中する、そういった「考え方」をどんどん向上させていきたいですね。

Group Lessonでは月に1回継続して通うメンバーが集まり、セミナー形式で大切な考え方やコンセプトを学んでいます。

現在、公開講座を開催中。一般の方がGroup Lessonのコンセプトを学べる唯一の機会となっています。Webサイトで情報更新しているので確認してみてくださいね。

公開講座のスケジュールはこちら