物事をうまく運ぶために大切なこととは?

日々の忙しさに追われ、がむしゃらに頑張っていませんか? 今回のコラムのテーマは「的を射る感覚」について。メンバー向けの会報誌2014年10月号に掲載した Group Lesson主宰・小津さんのコラムをこの時期にもう一度読んでおきたい記事として再編集してお届けします。

小津 剛さん メンバー制勉強会Group Lesson主宰。早稲田大学在学中から参加していた人材研修ベンチャー企業で20代を過ごし、メンタルセミナー講師500回以上、合宿研修でのべ4000人以上の指導、20代前半までの女性を中心としたメンタルマネージメントの個別カウンセリングでのべ15,000人以上と面談、スタッフ育成プログラムの専属コーチとして300人以上の大学生を継続指導。
その圧倒的な経験をもとに、独立後はマンツーマンのメンタルコーチ、向上心のある女性中心にパーソナルコーチングを提供。2011年からメンバー制女性勉強会『Group Lesson』を主宰。ほぼ一般公開せずに紹介や口コミでのべ5400名以上が参加、20代30代の働く女性を中心に、大きな支持を集めている。

物事をうまく運ぶために大切なこととは?

画像に含まれている可能性があるもの:田辺 å’²æ „ã•ã‚“ã€ç”°æ‘ 友希さん、、スマイル

タイミングを捉えて、その物事のポイントを押さえて、そのポイントにエネルギーを全力で集中する。 これは、物事をうまく運ぶために大切な基本だと思います。そして勝負事であれば、必勝法の一つでもあると思う。

失敗するのが上手な人がいるとすれば、それは間違ったタイミングで、ポイントを押さえずに(あるいはポイントもわからずに)、エネルギーを分散した状態で使っているはずでしょう。

例えばスポーツには「勝負どころ」があるとはよく言います。その勝負どころをとらえるには洞察力や作戦、経験、自分のコンディション、相手のあるスポーツなら相手の状況なんかが関わってくるでしょう。

懐かしのシドニーオリンピックで、高橋尚子選手が金メダルをとった女子マラソンはまさに勝負所を押さえた試合でした。高橋選手は勝負をかけることに決めていた地点でスパートします。(その時にかけていたサングラスを放りすてたシーンはあまりにも有名)。そしてそのままスパートをかけて一気に優勝する、という作戦で、いくつか予定と違う状況はあったものの、(最大のライバルの早期離脱とか)、万事うまく運んだのでした。

そのためには、勝負の地点までトップ集団にいること。勝負どころでスパートをかけて一気に引き離すパワーを十分残しておくことが必要です。そして刻々と変化する状況に適応する柔軟性や洞察力(実は頭の良さだと思う)が必要だったのだと思います。

単調な頑張りは自身の才能への怠慢

私は仕事がら、毎日毎日たくさんの20代30代女性と面談しています。クライアントさんはみんな真面目で優秀なのですが、真面目なゆえに「単調に」頑張ってしまう人も中にはいます。でもそれはもったいないというか、ご自身の才能への怠慢なんだと思う。

本当に大切なことをあなたが実現したいと思っていたら、限られた時間、エネルギーをどう使うかということにも責任が生じます。あなたにとって本当に大切なことを見抜いて、そこにあなたのリソース(時間・エネルギー・才能)を集中する。そのためには、あなたが何を本当に大切にしたくて、そのためには何が足りないか? どうしたら良いのか?を良く理解して、タイミングやポイントをとらえないといけない。

それを無視して気合いや焦りで頑張るのは「不自然」です。自然の摂理のようなものを生かそうとすればするほど、「四季の運行」「月の満ち欠け」のように、そこにはタイミングや流れ、適切な力の加減などが必要です。

一瞬のタイミングをつかみ、全力を投入する

全体の8割の結果は2割の時間で生み出される・・・とは有名なパレートの法則です。「いつも100%!!」というのは弱さの表れだと思う。

たとえば本当に命を懸けるような局面にいたら(山で遭難したとか、太平洋の真ん中で船が沈んだとか、戦争に巻き込まれたとか)、一瞬のタイミングを掴むこと、その一点のバランス点を見極めること、そのポイントに持てる全力を投入することがすべてだと思うから。そのためにはただ頑張るのではなく、その物事がうまく運ばれるポイント、タイミングにそって行うべき。

きっとバランス感覚とか洞察力とか心の余裕とか、高い視点とか、劣等感にとらわれない心だとか、自分と人を許せる心とか、自己理解の深さだとか、自立しているとか、時間感覚とか、感情が豊かとか、人からのエネルギーを受け取れる魅力なり良さを持っているとか、、。 いろんなことの総合力が必要なんだと思う。

すべてを兼ね備えていることはまずないから、自分を生かす方法を考えたり、補いあうチームを組んだりするのでしょう。

自然の運行リズムに合わせてポイントを押さえる

あなたがもし忙しさに追い込まれて、自身の深い声と対話する余裕がない状況だとしたら、すでに危険です。たとえば「豊かで幸せな人生」というテーマにしても、あなたがそれを実現するポイントがいくつもあり、あなたはそのポイントを押さえる必要があると思う。

仕事柄そういうことの重要性をよく考えます。あなたも仕事や大切な人間関係などで「自然の運行リズム」を無視していることがないかチェックしてみると良いのではないでしょうか?そしてそれは往々にして感覚的に理解できていることのはずです。へたに頭でっかちがそのまま考えると間違えますよ。

物事をうまく運ぶための基本

タイミングを捉えて、その物事のポイントを押さえて、そのポイントにエネルギーを全力で集中する。


日々の生活の中で、あなたが大切にしたいことは何か?それを実現するポイントは何か?考えるきっかけにしてみてくださいね。