才能を伸ばすには?ある有名な話から学ぶ「人が育つ」ということ

あと1ヶ月もしたら4月。職場で後輩ができるという人、部下が増えるという人は多いのではないでしょうか?

そんな時期にぜひ読みたい、「人の才能の伸ばし方」についてのコラム。2013年4月号に掲載した Group Lesson主宰・小津さんのコラムを再編集してお届けします。
仕事だけでなくプライベートでも、どんどん可能性を広げていくヒントが詰まっていますよ。

小津 剛さん メンバー制勉強会Group Lesson主宰。早稲田大学在学中から参加していた人材研修ベンチャー企業で20代を過ごし、メンタルセミナー講師500回以上、合宿研修でのべ4000人以上の指導、20代前半までの女性を中心としたメンタルマネージメントの個別カウンセリングでのべ15,000人以上と面談、スタッフ育成プログラムの専属コーチとして300人以上の大学生を継続指導。
その圧倒的な経験をもとに、独立後はマンツーマンのメンタルコーチ、向上心のある女性中心にパーソナルコーチングを提供。2011年からメンバー制女性勉強会『Group Lesson』を主宰。ほぼ一般公開せずに紹介や口コミでのべ5400名以上が参加、20代30代の働く女性を中心に、大きな支持を集めている。

あなたは人の才能を伸ばす人?潰す人?

ある有名な「事件」に学ぶ、日本中どの職場、グループにもありそうな話。

例え、頭でわかっていても、「あなた、実際どうなの?」となると、ほとんどの人が自信がないのでは?

人を育てる、人が育つということの本質が短いエピソードから理解できると思います。

これは有名な話ですので、すでに知っている人も多いかもしれません。

しかし、すでに知っていても、この話は何回読んでも気づきがあるはず。(私はこの話をすでに何回もメールマガジンに載せているし、何回もブログ記事にも載せています)

ブログ記事に載せたところ、その記事のコピーを全国の店舗に配った人もいますし、その記事を見た同僚が「正にそうだ」とコピーをみんなに回してくれたという人もいます。

それでは、有名な本『7つの習慣』に次のようなページがあるので、要約します。

イギリスで起きた実話です。

 

『間違ったデータで発覚した、驚くべき学習の能力の変化』

ある学校で、コンピューターのプログラミングに誤りがありました。

結果、秀才の子供すべてを「学習能力が低い」と表示してしまった。逆に成績の悪い子供すべてを「成績が優秀」と表示してしまった。

事実と全く逆に表示されてしまったのです。

そしてそのデータが、新学期に教師に渡されました。まったく何もしらない教師たちは、そのデータをもとに、新しく接する子供たちへのパラダイム(物事に対する認識のようなもの)を形成していくことになりました。

5か月半後、ようやくその間違いが発見されたそうです。

その事実を公表する前に学校側はもう一度、子供達に同じテストを実施してみた。すると驚くような結果が…

秀才とされていた子供たちのIQが、著しく低下していた!

つまり、彼らはこの数か月間、学習能力が低く、教えにくい、非協力的な生徒と見なされていたわけです。そのために、先生たちの誤ったパラダイムが先生自らそれを達成する予言となってしまっていた。

一方、学習能力が低いとされていたグル―プのIQは上がっていた!

つまり、先生たちはこちらの子供たちを賢い子として接して教えていたわけです。

その子供たちへの希望、楽観的なものの見方、期待感が子供一人ひとりの心に、高い期待像と自尊心を植え付けていた。

では、その先生たちにとって最初の数週間は、どのようなものだったのでしょうか?

「それまでの教育手法がなぜだか上手くいかなかったので、教え方を変えてみました」

情報ではその子供たちは優秀だということになっている。だからうまくいかないのは、きっと自分たちに原因があると考えた。そして教え方を改善することに専心した。

つまり、教師たちは主体性を発揮し、できること、自分の影響の輪(影響できる範囲)に集中したのである。

 

結果としてわかったこと:

子供たちのいわゆる低いとされていた学習能力は、どうやら教師たちの柔軟性の欠如にすぎなかったらしい…

いかがですか?

あなたは、誰かにレッテルをはっていないでしょうか。

あるいはもし、あなたが、あなた自身に対して不適当なレッテルを貼っていたら…

そのレンズで自分の人生をみているのなら、いったいどれだけの価値を失っているのかなと。

そんなことも考えさせられる話。

(それにしても、もし間違いに気づかずにそのままずーっとやっていたら、その子供たちはどんな人生をたどったのか?ちょっと怖いですね)

少なくとも「自分がなんでもわかっている」という傲慢な状態に陥ったら危険です。

自分の基準ではこう見えるけど、まだ見えていない真実・側面があるのかもしれないそんな例は身近なところにもたくさんあるはずです。

まとめ

・あなたの人を見るレンズは間違っていないか?

・目の前の人はあなたの接し方の鏡かもしれない

・自分に貼ったレッテルを点検する


人に対しても、自分自身に対しても、誤ったレッテルを貼ってしまっていないか見直して、才能を伸ばしていきたいですね!