デザインプロジェクトの裏側インタビュー 第4回

第3回へTOPへ最終回へ

デザインができるまで
〜Group Lessonの今とこれから〜

小津        那珂(なか)さんからある日、「準備ができたので、ちょっとプレゼンテーションしたい」と連絡が来て。つきましては東京に行って…と言われて、札幌から来てもらうからそこまでしなくてもと思ったんだけど。那珂さんがそう言う以上は、わかりましたっということで、代官山の蔦屋の2階にあるカフェで待ち合わせした。僕の前の予定が押して、少し遅れますと言っていたんだけど、タクシーで行ったら思ったより早く着いちゃって。そしたら那珂さんが席でかき氷食べててさ。

一同        あはは!笑

小津        しまった〜!!と思った。笑 かき氷食べ終わるまで待ってればいいんだろうか…。とか。急いで食べさせることになっちゃって申し訳ないなって。

香織        笑。そこではどんな話が?

小津         「Group Lesson Next Stage」って、どーんと
この資料を作ってもらいました。

一同        おお〜〜。

小津         数か月間ヒアリングしたり現場を見る中で、協力できるところが見えてきたんじゃないかと思う。その時に初めて名刺とかロゴデザイン、楕円のシンボルマークとか、もろもろプレゼンテーションしてもらった。

香織        その時に初めてデザインが披露されたんですね!

小津        そう。そこで那珂さんと話したのが、今のGroup Lessonは小津という人の中にあるメソッドや経験などに基づいていくつかのノウハウを伝授することがメインになっていて、属人化している領域が大きい。だから運営を手伝ってくれているスタッフの人たちがいかに優秀であっても、その人たちが使いこなせるようには整理されていない。

香織         はい。

小津          実は、「東京以外の地域では(Group Lessonを)やらないんですか?」という話は那珂さんに限らず周りからあるんだよ。なんでやらないかというと、属人化してしまっているから。普通こういうのはプログラム化して展開していったりするんだけど、今だと遠方の人がGorup Lessonに通いたければ東京まで来るしかない。

香織        そうですね、今は…

小津        たしかその時は、人との関係性の中にビジネスがあるという立場でやっていて、そこに物事の原理原則のようなものや、道理が通ってれば、生命力が生じる。そこをもっとやっていきたいっていう話をしたと思う。

香織        はい。

小津        こういう場を探している人がいても、今は紹介してくれる人との縁があって「Group Lesson Cafe」とか公開講座に来れるわけだから、機会が限られている。Webも力を入れてやってきたわけではない。

睦子        はい。

小津        那珂さんが提案してくれた、シンボル、ロゴタイプ、コンセプトとか、各種ツールの開発(リーフレット・名刺)は、場の独自性を強くする目的だよね。出会いの場が限られていることに対しても、紹介できるツールや参加者が見れるリーフレットとかのツールがあると良いんじゃないでしょうか、という話だった。

真里        そうなんですね!

小津        本当はもう少しさらに先の段階のものも出してくれたんだけど、今は検討中。プレゼンテーション後半には、さらに発展していくにはどんな協力ができるでしょうか、という話をした。それについてはこの前もzoom(Webミーティング用アプリ)でミーティングしたけど、まだお知らせできるような状態ではないかな。

香織        さらに先の話も、もうあるんですね!

小津        そう。せっかくなので継続的な関わりができた方が僕らにとってもお互い良いのかなと思ってます。もちろん今後もお願いする方向でいこうと思っています。

スタッフに「肩書き」がつきました

香織        名刺の話に戻りますが、今回スタッフの人の名刺に肩書きを作ったんですよね。

小津         そう。今まで「スタッフ」とか「面談担当の人」などと言っていたのを、「マネージャー」「アシスタントマネージャー」「アシスタント」って肩書きをつけた。これはさりげなく大事だったような気がしています。

真里         ゼネラルマネージャーとかありませんでしたっけ。

香織        「シニアマネージャー」だね。笑

真里        違った。笑

小津        睦子さんだけ「シニアマネージャー」です。唯一無二の。

睦子        はい。ふふふ(笑)

小津        マネージャーは4人だけ。睦子さんと真里さんと香織さん、あと美菜子さん。もちろん他にも責任持って長くスタッフをやってくれてる人は大勢います。今は香織さんが裏方を全般取り仕切っていて、真里さんはマーケティング部門とか、いのうえ塾もやってくれているし。美菜子さんはBasic講座(基礎クラス)をずっと担当してるし、初代の責任者だから。睦子さんは美菜子さんから引き継いだ後、ずっと長い間全体の責任者をやってくれているので、全体の責任者っていうことで加納さんだけ「シニアマネージャー」になっています。

香織        なるほど。

睦子        では、ちょっとだけおむつ変えてきます!

小津         はいどうぞ。ごゆっくり。

香織         いってらっしゃい~☆

小津         「アシスタントマネージャー」は、主にひとつのチームを担当しているような力量と経験のある人。「アシスタント」はメンバーの面談をできるレベルの力がある、とこちらが思っている人を中心に。ちなみにstaff養成塾は、アシスタントの人ができるような面談ができるレベルの人になろうということで、色んなメニューが組まれています。

香織         これからが楽しみですね!

リーフレットができるまで
〜言葉・写真ひとつひとつ丁寧に選ばれています〜

香織         さっき言っていた、那珂さんからプレゼンテーションされた内容はどれくらい修正したんですか?

小津         ほとんどそのまま形になった。スタッフの名刺の色を追加してもらったのと、リーフレットの文言を井上さんがいろいろやり取りしてくれて、いくつか直してもらったくらいです。

香織         真里ちゃん、最近のGroup Lessonで近況発表したとき、那珂さんとのやり取りの中でいろいろ感じるものがあったって話してたよね。

真里         うん。なんかね、「応援してくれてる人がいるんだ」って感じた。本当にGroup Lessonのために融通をきかせてもらってるな~と思って。デザインのデータとかをWeb、リーフレット、Group Lesson Original Book(6年目を記念して制作した小冊子)に反映させてもらったよ。あとまだリーフレットが出来上がる前の段階で、公開講座に参加する人に見れるような状態にしてもらったりとか。こういうお願いって、通常のデザイナーさんだったら別料金がかかると思うんだけど…

香織         特別にやってもらったんだね。

真里        うん。その時に「僕はGroup Lessonを応援することに決めているので協力させていただきます」っていう言葉をいただいて、ありがたいな~と思った。

香織         そうなんだね〜!

真里         リーフレットが出来上がるとき、最後、細かく何度か「もうちょっとこうしたいです」ってやり取りさせてもらったの。「最終的にこれで行きましょう!」ってなったときに「すごくGroup Lessonを表現できるものになりましたね」って那珂さんに言っていただいて「ああ、よかった~!!」って思った!

香織        そうだったんだね!(リーフレットの)写真は誰が選んだんですか?

小津         写真は那珂さんがほとんど探してくれて、こっちで選んだのはひとつしかないです。こちらが選んだ1枚は、「Group Lesson Cafe」で可南子さんと望美さんが話している写真。選んだ写真の方が、メンバーも自分のことを話すということを象徴してると思います。

香織         確かに。

小津         文章の方は、実は真里さんが相当考えて手直ししてくれてます。

真里        リーフレットの中の小津さんの言葉を、一緒に小津さんと考えたのは印象深いです。。。外で3時間くらいやってましたっけ!夏で、蚊に刺されたあの日…。笑

香織        ええ~!

小津        そこは難しいところだった。

真里        難しかったですね。那珂さんにほんときれいにまとめていただいてたんだけど、私たちが普段小津さんとやり取りしてるのを思うと「小津さんだったらもうちょっとこういう言い方だろうな…」っていうのがあって。その辺の微調整が結構大変でした。

小津        でもそのあたりは全部真里さんに任せちゃったから。

真里        いやいやいや~。それはそんなことないですよ。

小津        これは真里さんとのお決まりのやり取りが続くパターンです。いやいやいや〜って。
(注:いつも謙虚な真里ちゃんは褒められるといやいやいや〜と謙遜するのです)

真里         でも結果的に私が出した案を小津さんが最終的に微調整してくれた感じでした。ほんとに。

小津         いやいやいや…

香織        さっき真里ちゃんが言ってた、リーフレットの文章を作るとき、どんなことを心掛けてたとかあるかな?

真里         ひとつひとつの表現を、小津さんと、きりがないぐらいすごくいろいろ検討をしましたよね。

小津        そう。初めは「人生好転のエッセンス」という表現は男性っぽく、固いのでは、とか話したよね。結局そうしたけど。

真里        そうですよね。

小津        あと、「なりたい自分、なりたい自分…」ってあまり強調してしまうのもどうなのかというのもあった。でも、実際になりたい自分になろうと思ったら、自分と関わりのある人を良くしていかないといけないのは自明のことだと思う。

真里        仕上げる前日、マスタークラス(6か月以上継続したメンバーが集まる実践クラス・平日夜に開催)に参加させてもらって、メンバーの近況発表とか小津さんの話を聞きながら最後まで修正したりしてたよ!言葉で表現することで価値を下げたくないというのがすごくあった。

上:訂正前 下:訂正後

香織        そうだったんだね!

小津        こういうものを作るとき「なりたい自分」みたいな曖昧な表現は使わないのが原則なんです。普通は「あなたはこういう人じゃありませんか」「こんなことに悩んでいませんか」みたいな具体的なことを載せるんだけど、そういう風に書かれていないわけです。

真里        はい。

小津         受け取る側のレベルがある程度高い人という想定で、あえて「なりたい自分」とか、「良くなっていく場」みたいな曖昧な表現にしている。これを受け取る人と紹介する人との関わりの中で、受け取る人の「なりたい自分」を具体的に取り出してあげないと、リーフレットだけでは機能しにくくなっています。

一同        なるほど。

小津        実際本当にゲストが何かを探してたら、直感的にこういう場所を嗅ぎつけるはず。人のエネルギーがないと機能しないものが良いと思っています。

香織        はい。

次回は実際に Group Lessonはどんな場所なのか、通い続けている理由など、シニアマネージャーである睦子ちゃんの貴重なお話が聞けちゃいます!

(つづきます)

第3回へTOPへ最終回へ