デザインプロジェクトの裏側インタビュー 第3回

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コンセプト案ができたときのこと

香織       Group Lessonのコンセプトは、かなり最初の段階で考えてくれたんだよね。

真里       そう。今はリーフレットに載せてるけど、それができるよりもっと前に、言葉を先にまとめていただいて。

香織       小津さんが初めてこれを那珂(なか)さんからもらったときは、どんな印象でしたか?

小津       前のことだからあまりよく覚えていないんだけど、「おお〜!」「よくまとめてくれた!」という印象があったと思う。

真里     「そのまま使えるよね」という感じでしたよね。

小津      そう。確認をとって、すぐ講座で使わせてもらいました。まだ未完成の状態だったんだけど。

真里      Basic(基礎クラス)・Advance(応用クラス)・Group Lesson(Advance以降継続しているメンバーが集まるクラス)のことをそれぞれ、考え方を学ぶ場・行動の仕方を学ぶ場・実践していく場、という捉え方をされていて、すごく新鮮だったのを覚えてる。「確かにそうだな、だけどそういう切り口なかったな!」と思って、驚きつつ、しっくりきた感じだったな!

香織      たしかに。Group Lessonって感覚的な人が多いから、それをちゃんと言葉でまとめてくれた感じがあったよね。その場に来ればその場の雰囲気とかで色々伝わるものがあるんだけど。言葉で「どう」って言われると難しかったのを、ちゃんと表現してくれたっていうのが、プロだなぁって思ったな。

小津      コンセプトを作ることは2つの側面があって。分かりやすくすることで頭で理解できるようになるから、ハードルは下がるんだけど、今実際に来ている人たちとは微妙にズレるよね。感覚的にエネルギーに反応して来ているから。そのあたりは那珂さんと結構話し合った。

一同      はい。

小津      リーフレットにもコンセプトを載せているけど、そこまで親切に作りこまれていないです。それは、Group Lessonに参加している本人が自力を出さないとこの場所にはたどり着けない、という意味がある。那珂さんはそのあたりを理解していて、あえてそう表現してくれているはず。

香織      なるほど…!

小津      それから、エネルギーのあるメンバーが大勢いる場所に、人は魅力を感じて集まって来る。だからGroup Lessonの中枢部分は、エネルギーのあるメンバーが大勢いる状態を作らないといけない。

真里      そうですね。

小津      メンバーの目の前に、こういう場があると良くなる人がたくさんいて、でもその人はまだまだそこまで 達していないという時に、こういうリーフレットがあったら橋渡しになる。僕はそれがあった方が親切じゃないかと思っています。

香織      むっちゃんは、今の小津さんの話を聞いてどう?

睦子      …言葉の中に全部は書いていないっていうのを今聞いて知って。その方がいいなぁっていうのをすごい感じた!リーフレットに全て書いてあると、来る人も違ってきそう。

香織      そうだね。

睦子      やっぱりその場のエネルギーに反応して、それがわかったり、それがいいって思える人が良いんだけど、リーフレットがあることで、橋渡しになったり強化されるよね。伝えきれてないところをこれを見て「あぁ~、そういうことか!」って理解してもらえるためのものでもある。その場のエネルギーとちょっとした理解するツールが両方あって、それが絶妙だなと思った。自力を出さないと来れないっていうのが、本当にそうだなぁって。

香織     うんうん!たしかに。

小津     もし紹介者が公開講座に来ていないゲストにこれを配る場合、紹介者の人が力を出さないと、リーフレットだけでは機能しない前提で作っています。その方がいいよね。

睦子     そうですね!

名刺ができるまで

香織        名刺を作る話はどの段階で出ていたんですか?

小津        確か最初に淡路島で話した時「名刺とかは作ってもらえないんですか?」と聞いて。その時に僕が使っていた適当な名刺を渡したら「確かに小津さんのイメージじゃないですね…」と言われてその話になっていったと思います。Group Lessonもそれぞれ思い入れはあるんだけど、マークとかアイデンティティみたいなものはなかったので、みんなが思いを込められるようなものが何かあった方がいいんじゃないか、ということは早い段階で那珂さんに伝えていました。そのツールが名刺という形になった。

香織        そうなんですね。

小津        でも実際、僕ら名刺をそんなに使わないでしょ。

香織        …はい、とは言えないですけど…笑

小津        例えばXmasパーティーの会場を探す時とかに、担当の人に名刺を渡す場合はあったほうが良いんだけど、そんなに年中使うものでもないから。マストアイテムかと言われるとそうじゃないんだけど、あることによってアイデンティティが表現されるから、あった方がいいという話になった。

真里       この形がいいよね〜。

香織        触っちゃうよね。

睦子        ほんとかわいい!なかなかない形だよね。

真里        あと、色が選べるのがいいと思った!ミントグリーンやペールイエローとか。

小津        そうだね。最初は薄いグレーを提案してくれたけど、スタッフの意見を聞いたら「それ以外の色はありませんか」という声があって。その要望を伝えて、4色、案を出してくれました。

真里        ひとりひとりに何色が良いか希望聞いたんですよね。それがイメージ通りだった。あーやっぱりこの人この色ね!みたいな。

香織        わかる!!ほんとにイメージ通りで面白かった。笑
小津さんの名刺は白なんですよね。

小津        そう。名刺を作る人数は、最初の打ち合わせの時に予算的に20人くらい作れますという話だった。面談を担当しているスタッフと真里さんとかいつも中枢で動いてもらってる人がちょうどそれくらいだったので、今回はその人たちだけにしてもらったという経緯です。

シンボルマークとロゴのデザインについて

睦子        あ!あと私、これすごい良いって思ってた!この(リーフレットの)ロゴの上にあるマーク!

小津        楕円のマークね。

睦子        那珂さんの名刺にあるシマウマとか、犬や猫みたいな分かりやすいものじゃないけど、逆にそれが、自分たちひとりひとり違うそれぞれの人生とか…形はないけど、ある、みたいなものを象徴している感じ。深読みなんだけど!笑 そして角がカクカクしてなくて、まるっていうのがいいなって。

真里        那珂さんが小津さんに送ってくれた、シンボルマークについてのメッセージ、今むっちゃんが言ったような感じでしたよね。

小津        そうそう。ほぼそのような感じ。

睦子        え!そうなんだ。

小津        ここにそのメッセージあるのでちょっと読んでみて。

真里        『…メンバーの皆さんが目指す「なりたい自分」は、一人ひとり違うもので、形のないもの。また、集まるメンバーや、その日のテーマにより、場の雰囲気も変わること。そして、家庭でも仕事場でもない、サードプレイスとしてのメンバーの落ち着きの場であること。それらを表現するために、なにか特定のものを連想させる形は避けたい。そのエッセンスと場の持つ空気感を、やわらかい形にして表現しました。大きさも色も定めず、主張をするシンボルでなく 様々な展開をする際に、場の持つ空気感を伝えることができるように設計しています。』

睦子        おお〜〜〜!!!

香織        ロゴデザインへのメッセージもあるよ。

小津        ロゴデザインもこちらがオファーしたんだよね。最初は「Group Lesson」って呼び方が一般名詞すぎるから変えようかなと思ってた。結局そのままになったけど。

睦子        『…ロゴタイプも強く独自性を打ち出すのではなく場の持つ雰囲気を統一できるようにシンプルに構成しています。シンプルですがシャープになりすぎず美しさと優しさを合わせ持った上質なデザインとしました。限定されたイメージを持たれることを極力排除するデザインです。』

香織        なるほど…

小津        限定されたものじゃなくて、来ている人が、ナチュラルに受け取れるようなものにしてくれたんじゃないか、という気がする。

香織        そうですね!

次回はリーフレット完成の裏側を大公開!1つ1つ深く丁寧に選ばれている言葉や表現、そこに込められた想いに注目です!

(つづきます)

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